Timo Sarpaneva(ティモ・サルパネヴァ)にとって初めての日常使いのプロダクトである"i-line"シリーズの中で、アートとプロダクトの中間として発表されたi-102。吹きガラス(マウスブロー)の技法により職人の手で一点一点丁寧につくられた球体状のこのグラスは、1957年のミラノトリエンナーレで自身二度目のグランプリを受賞しました。1983年まで iittalaで製造(1968年からはクリアのみ)され、1973年より『AROMA』の名称にて販売されました。その名のとおり広い飲み口から香りを楽しむためのタンブラーとして愛されています。
ブランド/メーカー: iittala
商品名:i-102 ball grass “AROMA”(GRAY) tumbler M
デザイナー:Timo Sarpaneva
サイズ:H:70mm φ:75mm
製造国:デンマーク
年代:1957-1968
状態:目立つ傷や汚れ等なく、良いコンディションです
【ティモ・サルパネヴァ】
1926-2006・Finland
フィンランドのデザイン業界において世界的な影響力を持ち得ていたティモ・サルパネヴァ。デザイナー、彫刻家、教育者として活躍した彼は、常に「刷進すること」を提唱し続け、先駆的なガラス作品、芸術ザインを世に送り出した人物です。ガラスのほかにも、サルパネヴァはテキスタイルや木材、磁気や金属も扱いました。フィンランドデザインの国際的な評価を高めるきっかけとなったのが、 まさにサルパネヴァの独特の工業デザインだったのです。サルパネヴァの作品は世界中で展示されました。ルニング・プライズを受賞するなど、輝かしいキャリアの中で十分に認められ、さらにミラノ・トリエンナーレでは二度も受賞を果たしました。1976年には、サルパネヴァはフィンランド政府より名誉教授の称号を与えられました。イッタラのシンボルである「i」のロゴをデザインしたのも彼です。吹きガラス職人が使う吹き竿と、竿の先に熱せられたガラスの玉を「i」の文字に表したと言われています。
【ヴィンテージ品について】
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