CULTIVATE. series. PLATE L OF Clear/薩摩半島最南西端に位置する坊津(ぼうのつ)。美しい海に面した温暖な気候の土地で、山の湧き水と潮風によって豊かな土壌が育まれています。坊津土と熊本の天草陶石をベースにして、一様かつシンプルに作陶することで、それぞれの特徴を醸し出しています。陶器の特徴である土の表情や温かみを残しつつ、磁器の特徴である強度も兼ね備えた日常で使いやすい器です。地元の土の個性や土地の文化を真っ直ぐに伝えたいという思いから生まれたこのシリーズ。器の裏には、掘った場所の経度緯度とブレンドした土の割合が刻印されています。
この酸化焼成(OF)とは、燃料が完全燃焼するだけの十分な酸素がある状態で焼かれる場合の焼き方の事で、それに対して還元焼成(RF)とは、酸素が足りない状態でいわば窒息状態で燃焼が進行する焼き方を言います。焼成方法が酸化焼成か還元焼成かで釉や土の色も違ってきます。透明釉の場合、酸化焼成では鉄分が赤に発色して、還元焼成では反対色の緑になります。また、白釉の場合、酸化焼成よりも還元焼成の方が鉄分が吹き出し、違った趣になります。形にも違いが現れ、酸化焼成に比べ、還元焼成は口縁が開き、フラットな仕上がりになります。焼成方法を変えることで現れる化学変化も焼物の面白いところです。
生産国/日本
サイズ/ φ270×H35mm
「ONE KILN」/「ひとつの窯」という意味をもつ、鹿児島の陶器工房「ONE KILN(ワンキルン)」。地元の素材を活かした作品を制作しています。「 THE SUN TO A TABLE - 食卓に太陽を -」をコンセプトに、そこにある笑顔と共に暮らす器の提案を様々な形で行っているブランドです。
取り扱いについて
このシリーズは磁器です。火山灰を使った独自の釉薬を使用してます。使い始めは、釉薬に含まれる鉄分が表面に残っていることもあります。成分検査済みで、人体に影響はありませんが、よく洗ってからお使い下さい。
この釉薬は、経年変化も魅力です。油跡や水跡が付くこともありますが、使い込むほどに、しっとりとした独特の深い黒に変わっていきます。(早く馴染ませたい場合、オリーブオイル等の油をキッチンペーパー等を使い、擦り込む方法もあります。)
食器洗浄機、電子レンジ、オーブンをご使用の際は、一般の磁器と同様、各機種の定める使用方法に添ってお使い下さい。特にオーブンの場合、専用のお皿ではないため、急激な温度変化は、ひび割れの原因となる場合があります。下記のようなご使用はお避け下さい。 例1) オーブンで加熱した皿を、水を張ったシンクに急に入れる。 例2) 冷凍庫から取り出した冷たい状態の皿を、温めたオーブンに入れて調理する。
製品用途以外でのご使用、直火でのご使用、研磨入りの洗剤、クレンザー、金属たわし等のご使用はお避け下さい。
思わぬケガや事故の原因になりますので、割れ、かけ、ひびが入った場合はご使用をお止め下さい。