1957年にKaj Franck(カイ・フランク)によりデザインされ、同年のミラノトリエンナーレに出品された作品の1つ「Kukkopullot」。雄鶏のコルクストッパーのついたデキャンタが印象的なデザインのアート作品です。1957年〜68年まで製造され、吹きガラス(マウスブロー)の技法により職人の手で一点一点丁寧につくられており、雄鶏のボディの膨らみや羽の繊細な様子などがとても美しい貴重な作品の1つと言えます。ボトル底面には‘Kaj Franck nuutajärvi notsjo'の手書きサインが刻まれています。
ブランド/メーカー:nuutajärvi(ヌータルヤルヴィ)
商品名:Kukkopullot
デザイナー:Kaj Franck
サイズ:全体H:310mm ボトル底部Φ:120mm /鳥(コルク含まず)H:90mm
製造国:フィンランド
年代:1957-1968
状態:目立つ傷や汚れ等なく、良いコンディションです
【Kaj Franck】
カイ・フランク 1911-1989・Finland
フィンランドの美しい自然の中で、植物や動物と触れ合いことが好きだった少年期を経て、1932年からヘルシンキの美術工芸大学で家具デザインを学びます。 1938年にテキスタイルデザイナー、1945年にはArabia社のデザイナーとなり、1950年に同社のアートディレクターに就任。主に陶磁器のデザイナーとして活動し、teemaやkiltaなど今も愛され続ける陶器シリーズを発表。1946年からittala社、1950年からnuutajärvi社(1988年にittala社と合併)でガラスデザインに携わります。 フィンランド農民の古い文化や工芸品を理想の手本としたシンプルな機能美は「フィンランドの良心」と呼ばれ、没後30年以上が経つ今も世界中で親しまれている優れたデザイナーの一人と言われています。 実用的なガラス器のデザイナーとして著名であるとともに、アートガラスや一点物の稀少な作品も作成しており、世界中にそのコレクターが多数いることでも有名です。 日本においては1956年に私的旅行として来日、各地を訪問している内にその存在の噂が広がり、京都で講演を行っています。その当時、カイフランクの講演のインパクトは強く、1958年には正式に来日を要請して、陶磁器デザインのあり方を問いただした講義会が開催されました。その内容は日本のデザイン全般にも影響を与えるものであったと言われています。
【ヴィンテージ品について】
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