スウェーデンを代表するガラス作家の一人、Erik Hoglundのキャンドルホルダー。ガラスは吹きガラスによる手法で制作されています。エリック・ホグランの作品は、1つ1つハンドメイドによって作られるため、歪みのあるガラスにが光を受けた時の陰影が非常に美しいことが特徴です。1960-1970にかけて生産されたこの2連のガラスボールが美しいブルーのキャンドルホルダーはオブジェ、インテリアとしても楽しめる芸術性の高さで多くの人に愛されています。
ブランド:Boda
商品名:candle holder YELLOW
デザイナー:Erik Höglund
サイズ:H:130mm W:80mm D:80mm
製造国:スウェーデン
年代:1960-1970
状態:目立つ傷や汚れ等なく、良いコンディションです/BODA社のシールあり
【Erik Höglund】
エリック・ホグラン 1932-1998・Karlskrona
ストックホルムの現在の国立芸術工芸デザイン大学で彫刻を学び、1953年にBODA社でデザイナーとして活躍します。ホグランは幼少期に疎開した先で見た動物、クレタ島やスモーランド地方の骨董、南米のフォークアートなどの素朴なモチーフと、スウェーデンの伝統的なガラス技法をミックスした作風でガラス工芸に新しい風を吹き込みました。当時の北欧においてガラス作品はシンプルな機能美が主流の中、その既成概念を覆すようなスタイルは、世間にすぐに受け入れられるものではなかったようです。しかし、ホグランのモノづくりへの情熱は変わることなく創作活動に邁進します。そして1957年についに、北欧デザインにおいて最も権威のあるルニング賞を受賞します。25歳での受賞は、ハンス・ウェグナー、タピオ・ ウィルッカラ、カイ・フランク、ティモ・サルパネヴァなど蒼々たる歴代受賞者の中でも最年少での受賞であり、世間のホグランへの評価を追い風に変えるものとなったようです。1973年にBODA社を引退後はアーティストとしての活動の場を広げます。幼少のころから患った糖尿病で二度の失明を経験し、奇跡的に視力が回復すると再び力強い作品を生み出す、そんな前向きな姿勢がホグランの作品のフォルムやカラーに表現されているかのようです。1998年に亡くなるまで創作活動は続き、生涯を通じて国内外でガラス、鉄、銅など様々な素材を用いて150以上もの公共モニュメントの制作にも携わったスウェーデンを代表する素晴らしいデザイナーです。
【ヴィンテージ品について】
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