Arabia Valencia

深く鮮やかなブルーが美しいValenciaシリーズ。アラビア社を代表する素晴らしい名作のひとつです。
デザインはアラビアを代表的するデザイナーUlla Procope(ウラ・プロコペ)によるもの。
少女時代を南欧で過ごした彼女がスペインのバレンシア地方の焼き物に影響を受けた作品と言われています。
大胆なハンドペイントならではの模様の濃淡、筆が重なる部分の味わいは、手描きの作品ならではの温かみと美しさを感じさせます。
1960年にデザインされ、以降その人気は長く続き2002年まで製造されます。
以降、アラビアではハンドペイントによるプロダクトは製造されていないため、
このValenciaシリーズが最後のハンドペイント作品とされています。
第二次世界大戦後の戦後復興期において、
「Vackrare Vardagsvara(美しい日常)」という言葉がフィンランドを支えたと言われています。
その言葉のように、ウラ・プロコペは人々の日常に溶け込む美しい陶器を多く手がけたのかもしれません。
カイ・フランクらとともにARABIA社の黄金期と呼ばれる時代を支えた才能にあふれるデザイナーの1人です。